祝うべき門出 しばしの別れ
大学の同期であり、数少ない親友と呼べる女友達が、この6月に出産を迎えることになった。
2年前に結婚をして、そこから始めた妊活が実を結ぶまでそれなりに時間がかかっていたし、そんな夫婦の苦労や苦悩をよそに義父母からは「期待」という名のプレッシャーが、体調崩す程度には寄せられていたらしい。
1年ほど前、食事に行った時にそうした苦労話の数々を聞いていたから、今月頭に
「妊娠8ヶ月です!報告遅くなってごめん!笑」
ってLINEが届いた時は、自分ごとのようにめちゃくちゃ嬉しかった。ちょっと泣けてくるぐらい、本当に嬉しかった。
そんな女友達をどうしてもお祝いしたくて、先週一緒にランチを食べてきた。ちゃんと目の前でおめでとうって伝えられて、本当に良かった。幸せな時間でした。
もっとも、会話の節々からは既に「母親としての自覚」みたいなものがヒシヒシと感じられて、やっぱり自分を含めた世の男性はもっとちゃんとせなあかんなと、身の引き締まるような思いをした時間でもあったけど。笑
そんな女友達との解散のとき。
「次に夏樹と会えるのはこの子が産まれて、この子との生活が落ち着いてからになるから、最速でも来年以降かな。それまでにお互い、かっこいい大人になってような!」
って、俺に投げかけて去っていく女友達の後ろ姿を「希望」と呼ばずしてなんて呼ぶだろう、と思った。
来年の今頃、自分もアイツに良い報告ができるように。そしてあの背中に少しでも追い付けるように。明日からまた、俺も俺の生活を頑張ろう。
今週は土日返上で鳥取出張。やるしかないな。